このみすがら

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落ち着きのない未来予想図を抱きしめて

思えば小さなころから移り気な性格だった。

保育園卒園時、先生からのメッセージをみると「夢はお花屋さんからアイドル、そしてリフォームの匠へ」と記載されていた。(当時の私は劇〇ビフォー〇フターにハマっていた)

まあ幼いころならこんなものかなとも思うのだろう。何だかんだでリフォームの匠になるという具体的なようで曖昧な夢は、小学校中学年まで抱いていたように思う。

 

問題は自我が完全に出来上がり始めてきた時からだった。自分が何をしたいのかさっぱりわからない。それは高校卒業時まで続いた。

人は自分にないものを求めていて、私はかっこいい職業や専門的な分野に憧れを持っていた。中学時代にはHUNTER×HUNTERにドはまりし「ハンターっぽい職業に就きたい」と本気で思っていたのだ。中二病発揮である。

 

歳を取ればそうもいかず、親が安定志向なのもあり看護師を志した。私の中のかっこいいレーダーが反応したのもある。

無事看護学校に入学できたがどっこい、なんやかんやで精神的に危なくなり中退。レーダーが反応した物は大体苦手分野だった。

夢を描くたびに老後までの濃密な人生設計を手作りする私は絶望した。

 

いや、高校の途中で気づいていたが、見えないふりをしていたのかもしれない。

「憧れのものが自分に向いているとは限らず、向いていない場合とてつもなく辛い。そして理想である未来予想を現実にすることは、普通にしているだけでは出来ることではないのではないか」

 

高2くらいの時期にやりたいこと、出来ることが分からなさすぎて樹形図などを作成していたのだが(木の枝のように物事を関連付けて繋げていくもの)

看護学校中退後、また更に分からなくなりバイトの隙間時間で自己分析に明け暮れた。

 

自分はこの人生で何がしたいのか?自分が得意とするものは何なのか?どうすれば自分の武器を活用して社会を相手にできるのだろうか。

 考えども考えどもわからない。占い師に聞いても納得できる答えは見つからない。

 

今まで変わりゆく憧れに対してひたすらぶつかって試行錯誤したが、結局は実際にやってみないと分からないのだと思う。

立ち止まって考えるより動きながら考えたほうがいいと思ったので、私は現在Webデザイナープログラマー見習いとして働いている。

 

やりたい!と思えるものが見つかった時にお金が使えるように。何なら、今の職が本当にやりたいことであれと願うように。

 

私の未来予想図は日々変化している。それが嫌で嫌で堪らない時期もあったが今はそんな自分も受け止めて、どう生きるか考えながら生きている。

たった二十数年しか生きていないのに予想外の事ばかりだが、せっかくならワクワクしながら楽しんで未来予想図を描こうと思う。

 

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