このみすがら

読んできた漫画やアニメの感想を載せます

空想ではなく現実で生きるために

<作戦>

1.明確な答えがないものは「検索」しない。

私は人に聞きすぎる。人の意見を調べてどうにかしようなんて考えることを放棄していることと同じ。だからGoogle先生にもTwitterにも聞かない。

ちょっとしたことにまで失敗を恐れるのをやめろ。自分で決めてみろ。

 

2.モチベーションを上げるために漫画や体験談を読まない。

成功談を読むとあたかも自分が成功したような気分になって優越感や達成感を味わうことが出来る。成功したのは自分じゃない。自分が成功するための時間にあてろ。

何もやる気が起きなくてメンタル不調の時、リラックスするために漫画を読むのはOKとする。

 

3.感じたことや思ったことは文章にしてみる

今までは1番と2番に時間を使いがちだったため浮いた時間に考えたことや見たこと、アイデアなどをその都度メモしておくようにする。

書いて満足せず帰ったら見返してみる。新しいアクションを起こす。

 

 

 

 

 

落ち着きのない未来予想図を抱きしめて

思えば小さなころから移り気な性格だった。

保育園卒園時、先生からのメッセージをみると「夢はお花屋さんからアイドル、そしてリフォームの匠へ」と記載されていた。(当時の私は劇〇ビフォー〇フターにハマっていた)

まあ幼いころならこんなものかなとも思うのだろう。何だかんだでリフォームの匠になるという具体的なようで曖昧な夢は、小学校中学年まで抱いていたように思う。

 

問題は自我が完全に出来上がり始めてきた時からだった。自分が何をしたいのかさっぱりわからない。それは高校卒業時まで続いた。

人は自分にないものを求めていて、私はかっこいい職業や専門的な分野に憧れを持っていた。中学時代にはHUNTER×HUNTERにドはまりし「ハンターっぽい職業に就きたい」と本気で思っていたのだ。中二病発揮である。

 

歳を取ればそうもいかず、親が安定志向なのもあり看護師を志した。私の中のかっこいいレーダーが反応したのもある。

無事看護学校に入学できたがどっこい、なんやかんやで精神的に危なくなり中退。レーダーが反応した物は大体苦手分野だった。

夢を描くたびに老後までの濃密な人生設計を手作りする私は絶望した。

 

いや、高校の途中で気づいていたが、見えないふりをしていたのかもしれない。

「憧れのものが自分に向いているとは限らず、向いていない場合とてつもなく辛い。そして理想である未来予想を現実にすることは、普通にしているだけでは出来ることではないのではないか」

 

高2くらいの時期にやりたいこと、出来ることが分からなさすぎて樹形図などを作成していたのだが(木の枝のように物事を関連付けて繋げていくもの)

看護学校中退後、また更に分からなくなりバイトの隙間時間で自己分析に明け暮れた。

 

自分はこの人生で何がしたいのか?自分が得意とするものは何なのか?どうすれば自分の武器を活用して社会を相手にできるのだろうか。

 考えども考えどもわからない。占い師に聞いても納得できる答えは見つからない。

 

今まで変わりゆく憧れに対してひたすらぶつかって試行錯誤したが、結局は実際にやってみないと分からないのだと思う。

立ち止まって考えるより動きながら考えたほうがいいと思ったので、私は現在Webデザイナープログラマー見習いとして働いている。

 

やりたい!と思えるものが見つかった時にお金が使えるように。何なら、今の職が本当にやりたいことであれと願うように。

 

私の未来予想図は日々変化している。それが嫌で嫌で堪らない時期もあったが今はそんな自分も受け止めて、どう生きるか考えながら生きている。

たった二十数年しか生きていないのに予想外の事ばかりだが、せっかくならワクワクしながら楽しんで未来予想図を描こうと思う。

 

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絵を描く人にも描かない人にも読んでほしいブルーピリオド【感想】

 漫画をよく読む皆さん、絵を描くことは好きですか?私はたまに描きます。ですが絵で腹を満たそうとは考えたことありません。

なかには好きで好きで好きでたまらないのに将来の保障がないからと諦めた人は多いのではないでしょうか。

 

「好きなことで食べていけるのは一握り」よくこう言われますが、その人の可能性を潰しているようでなりません。そこで夢を後押ししてくれる作品があります。

ブルーピリオドです。

最近一気に有名になり始めましたね!私は試し読みから入ってすぐに購入しました。

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 勉強も遊びもそつなくこなす、いわゆる”リア充”が主人公です(顔もいい)。

人生をエンジョイしているように見える主人公ですが趣味がない。好きなことがない。

 

そんな男が絵に出会います。夢中になれることに出会うのです。今まで物事を達観視していましたが絵を通して、会話する喜びや新しい世界に魅了されていきます。

 

美術が苦手だったり、漫画絵は描いてもデッサンとか風景画には興味がない。そんな人も引き込まれる作品だと思います。

 

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この作品を読んですごいと思ったのはキャラ一人一人の個性が光っているところ。

何というか、漫画のキャラではなくリアルの人に限りなく近い感じ。

リアルと違うのは主人公の行動力ですね。やりたい!やろうと思ったことはすぐに取り掛かる。とことんやる、というスタイル。現実ではこれを無意識にできる人が天才と呼ばれます。いや、漫画でもこれは天才の部類かな…?

 

主人公の心理描写が多くみられるんですが多くの人が1度は漠然と考えたことがあるであろう内容です。

特に主人公の絵画に対する想いはクリエイティブなことをした人によっては本当に共感できます。

絵を描くことによって今まで知らなかったものが見えてきたり、自分が感じた風景を他人に伝えたかったり。

言葉だけでは伝わらないものってありますよね。感動した景色や建築物があったときにその空気感を伝えたかったり。自分にはどう見えたのかとか。

自分が夢をみたとき、空想したとき、小説を読んだときにどんな風景が頭に浮かんでワクワクしたのかだとか。

言葉だけでなく写真でだって伝わらないことってたくさんあります。

でもそれを伝えることができる唯一の言語が「絵」である。そういった絵の魅力がぎゅぎゅっと詰まっていて面白く描いてあるのがもう、圧巻でした。